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やってみました!コニカミノルタの働き方改革「コニカミノルタジャパン社員の働き方 販売推進部」



コニカミノルタジャパンではこれまで2013年から働き方改革の自社実践を進めてきました。
自社実践にて変わってきたコニカミノルタジャパンの働き方やオフィスのアイデアを随時ご紹介していきます。





新型コロナウィルスの影響で、対面での展示会やセミナーなど自社をPRするイベントの機会が変化していったかと思います。
コニカミノルタジャパンも同様で、毎年多く開催していたセミナーや展示会を中止にしたり、開催方法を変更したりと試行錯誤をする1年となりました。

今回は自社をPRするイベントを制作・実行運営しているコニカミノルタジャパンの販売推進部の方に取材した現在の働き方についてご紹介します。



コニカミノルタジャパンの販売推進部とは
販売推進部は、コニカミノルタジャパンとお客様とをつなぐイベントプロモーションの制作・実行支援をしている部署です。
これまでは展示会やセミナーなど対面でのイベントの企画・開催・運営を中心としてきましたが、現在の新型コロナ影響下においては新しい試みとして、ウェビナーなどのオンラインイベントの配信業務や社内向けのイベント制作支援サイトの開設・運営なども行っています。
また、これまでと変わらず対面での展示会制作業務や社内向けの外部環境情報の収集・発信サイトの運営も行っています。



現在のワークスタイル

新型コロナウィルスの影響が出始めた2020年2月から現在も、販売推進部ではグループの全員が在宅勤務を行っています。
在宅勤務が中心となったことで、これまで会社に集まって行っていた業務もリモートで行うようになりました。
その中でも、オンラインイベントのリハーサルや配信時は状況に応じて出社しています。

◆オンラインイベント配信業務
オンラインイベントの配信は、Microsoft365のTeamsとZoom社のZoomの2種類のライブイベント配信ツールを活用して開催しています。パソコンとネットワーク環境があれば自宅からでも配信可能ですので、運営メンバー全員がリモートでオンラインイベントを配信した実績もあります。
オンラインイベントでは、ゲストとして外部の方に講師として登壇いただくこともあります。その時は登壇される方へのサポートを行うために、最小限の運営メンバーが会社に集合して配信するようにしています。

◆イベント情報ポータルサイトの運営
販売推進部では、イベント主催部門の担当者が制作や準備を進めやすいように企画立案、展示物の制作、集客管理、物流・設営計画など全てのタスクを標準化した手引書やテンプレートファイルを提供しています。
『イベントポータル』という社内向けのウェブサイトにてそれらを公開しており、誰でも・いつでも・イベント制作のいろはが分かるようになっています。

【イベント手引書】



【社内向けイベントポータルサイト】



このサイトはMicrosoft365のサービスに含まれるSharePointOnlineを活用しています。
サイト制作時には全員が在宅勤務だったため、Web会議で相談しながらサイト編集を進め、完成イメージのズレも生じずにスピーディーなサイト公開が実現できました。
サイト編集ページの操作を指導する場を特に設けなくても、ページの運営のメンバー全員がページ編集を行えるほど簡単にサイトを作成・運営することができています。

◆展示会制作
対面での展示会制作は「企画立案」→「展示物のデザイン」→「展示機材・備品の準備」→「開催後の撤収」の流れで進みます。
「展示物のデザイン」まではパソコン作業やTeams上でのコミュニケーションで全て対応できるので、開催期間の直前・直後を除いてほとんど在宅勤務で進捗をしています。
展示会制作は、10名以上のプロジェクトになることも多いので、これまでは会議室の空きがないことで進捗ミーティングを開催できず、計画が遅延しやすかったのですが、現在はメンバー全員が在宅勤務のため会議室の空きに縛られることなくミーティングが実施でき、制作期間に一度も顔を合わせることがなくても、これまで以上にスムーズな進捗ができるようになりました。



変化した働き方への対応策

@ イベントのオンライン化
最も大きな変化は、これまでお客様にお越しいただく対面形式で開催していたイベントをオンラインで開催するようになったことです。特に、メンバー内で配信ツールのトレーニングを進めていく中では、パソコン上で画面切り替えをすることや、訴求表現においてリアル開催とは全く異なる難しさがあることを実感しました。
例えば、従来は大きなスクリーンで投影していたスライドをそのままオンライン配信すると、お客様のパソコンのモニター画面では文字サイズが小さく読みづらいことがあります。より視聴しやすいプレゼンテーションとなるように様々な工夫を現在も続けています。

オンラインイベントの配信は、TeamsやZoomといったライブイベント配信ツールのほか、ウェブカメラとマイクが内蔵されているノートパソコンがあれば自宅や外出先からでもすぐに実施できます。
さらに、外付けウェブカメラや卓上三脚を用意すると画角の調整がしやすくなり、USB接続のハンドマイクがあればソフトウェア上でのマイクミュート操作が不要になるので、3点セットで用意をすると円滑な配信が可能となります。

【オンラインイベントの配信風景】



A 動画による情報発信
コニカミノルタジャパンではテレワーク環境が整っていましたので3月から出社率が激減し、打ち合わせや会議の場を除いて従業員同士の「何気ない会話」が無くなりました。
コニカミノルタジャパンではオフィス内での出会い頭に交わされる「何気ない会話」をとても大切にする社風のため、これが無くなったことでオフィス内や拠点間での情報流通が減少するのではないかと危惧していました。
参考コラム:第9回 仕組みづくりがカギとなる!フリーアドレス成功の秘訣

そこで、販売推進部のメンバーが出演する動画形式の情報番組の配信や、社内手続き等についての解説動画も掲載するなど、顔の見える情報配信を始めました。
この取り組みはMicrosoft365に含まれるStreamという動画配信サービスとSharePointOnlineを組み合わせて使用することで、とても簡単に短い期間で実現することができました。



テレワークで工夫したこと
販売推進部のメンバー全員がテレワークになったことでこれまでのように会議室の空き状況に縛られることがなくなり、ミーティングが開催しやすくなりました。それによりミーティング開催数も増加しました。
より生産性の高いミーティングにするため、以下の「基本的な会議準備」や「議事録の投影」を積極的に行っています。

【基本的な会議準備】
・Teams上に共有議事録としてMicrosoft社のOneNoteを配置し、アジェンダ(議論の項目)や報告事項は前日までに記入する
・メンバーは事前にOneNoteに目を通しておき、質問事項などを洗い出しておく
・ミーティングの場で説明するまでもない事項はOneNote内に【Skip】という項目を追記して省略する
・複雑な説明事項がある場合はドキュメントを事前配布し、説明・質問にあてる時間を少なくし、議論に割く時間を多くする

【議事録の投影】
・ミーティング中の議事は画面共有機能でリアルタイムに投影・編集する

ミーティング時にこのような工夫をしたことで、時間内により多くのアジェンダを詰め込むことができ、メンバーの認識のズレを防いでいます。


在宅勤務が基本となったことで、これまで通勤に費やしていた時間と体力を仕事に割くことができるようになり、仕事の生産性は確実に向上しています。
しかし、社内他部門とのコミュニケーションは激減したため、お客様の現状、東京以外の地域の現状について知ることが難しくなっており、その解決をどのように図っていくかが今後の課題です。


今後もコニカミノルタジャパンのオンラインイベントはどんどん進化していきます。お客様に喜んでいただけるよう様々な企画が進んでいますので、セミナー・イベント情報のページにぜひ足を運んでみてください。
参考:コニカミノルタジャパン セミナー・イベント情報ページ







コニカミノルタジャパンの自社実践活動を知っていただくことでお客様の働き方改革の取り組みに少しでもお役に立つことができれば幸いです。
より詳しい内容やお問い合わせは弊社営業担当までご連絡ください。



バックナンバー

第17回 コニカミノルタジャパン社員の働き方【販売推進部】
第16回 コニカミノルタジャパン社員の働き方【ポータル推進部】
第15回 コニカミノルタジャパン社員の働き方【非対面営業部】

第14回 ニューノーマルな働き方を継続!働き方改革の積み重ねによる成果
第13回 職場の環境改革!オフィスでの感染予防対策
 
第12回 オフィスが変わる!捨てるきっかけ作りのコツ
第11回 まとめることで効率UP!?コスト見える化のススメ
第10回 スペース圧迫を防ぐ!コニカミノルタの収納アイデア
 第9回 仕組みづくりがカギとなる!フリーアドレス成功の秘訣
 第8回 オフィスのファミレス席って?スムーズな会議の目指し方
 第7回 小さな工夫で大きく生まれ変わる社内コミュニケーション
 第6回 働き方改革推進で課題となる請求書業務省力化の第一歩
 第5回 スキャンして電子化完了ではない!電子データの検索性を保つコツ
 第4回 ペーパーレスは目指さない!紙文書を増やさない仕組みづくりのポイント
 第3回 サテライトオフィスって?今あるオフィスを活かした効率化のススメ!
 第2回 現場を巻き込み効果を実感させるためのテレワーク導入
 第1回 導入するだけでは効果が出ない!フレックスタイム導入のPOINT 


〈参考〉


Microsoftアプリケーションツール『Teams』
Microsoft社のOffice365で提供されるチャットツールです。
Teamsを使えば、誰が、いつ、どこにいてもコミュニケーションを取ることができます。
【Teamsで使える主な機能】
・チャット
・通話/ビデオ会議
・ファイルの共有/共同編集
・ツールの連携

Teams内にチームとチャネルを作り、その中でスレッドを立てて会話を行うことで、今までメールで連絡を取っていたコミュニケーションがTeamsで完結します。


Microsoftアプリケーションツール『SharePointOnline』
Microsoft社のOffice365で提供されるイントラネットです。
SharePointOnlineに含まれるテンプレートを使うと、共有フォルダやリンク集、お知らせなどの機能を組み合わせることで、簡単に素早く企業やチームのポータルサイトを公開し、データの管理、共有ができます。



Microsoftアプリケーションツール『OneNote』
Microsoft社のデジタルノートです。
OneNoteはMicrosoftアカウントがあれば無料で利用することができ、自動保存機能や手書き機能などが搭載されています。OneNoteは他の人と共有することができるので、アジェンダや議事録などで活用できます。



ニカミノルタジャパン働き方改革の歩み
2014年08月 本社ビル移転 同時に
   1.全国事業所無線LAN統一化
   2.全国事業所デジタルサイネージ配信配備開始
   3.本社ビルフリーアドレス化開始
   4.本社ビル「一億総活躍社会に向けた活動」Liveオフィスショールームツアー開始
2015年04月 全社外勤者 スーパーフレックス導入
2016年06月 全社全社員 スーパーフレックス導入
2016年07月 全社 テレワーク推進パイロット開始
2016年08月 全社 保管文書ゼロ化 スタート(富士山の1.2倍の保管文書削減へ・・・)
2016年10月 全社 Outlook入力ルール運用開始
2017年01月 4省庁が推薦する テレワーク推進賞 奨励賞受賞
2017年02月 テレワーク情報機器部門全社員本格対応

2017年12月 働き方改革情報をお届けするメールマガジン スタート
2018年05月 全社 メール運用の基本ルール開始
2018年06月 いいじかん設計への取組み開始
2019年11月 東京都の「スムースビズ推進大賞 推進賞」を受賞
2020年01月 第20回テレワーク推進賞「優秀賞」を受賞

 

コラム執筆者
コニカミノルタジャパン株式会社
ECクラウドグループ
CHINA