「手作り印刷」というと、コピー用紙に画像を印刷するだけ・・・というイメージを持ちやすいのですが、自分で色々なモノを成形できたり、特殊な用紙で用途が広がったり、専用キットや豊富なテンプレートでオリジナルアイテムを簡単に作れます。
それらを上手く活用・応用することで、お客さまや取引先へのアピールはもちろん、社内意識の共有や、オフィスの整理整頓もオシャレに美しくできます。
市販のキットはどんどん充実
例えば、こんな種類のものが市販されています。
- ・カレンダー(吊り下げ用・卓上用・壁掛、ハガキ〜A3、つや有/なしなど)
- ・ウチワ(骨がプラスチック・竹、骨なしなど)
- ・アルバム(L判〜A4、ツヤ有/なし、リングタイプなど)
- ・スマホデコシール(型紙ダウンロードで、機種に対応)
- ・箸袋/大入り袋
- ・名札/バッジ
- ・ボタン/布シール
こんな使い方があります
訴求用 | 社内用 | 個人用 | |
---|---|---|---|
カレンダー |
・お得意先の記念/御祝に ・新規のご挨拶に |
・課題共有/スローガン徹底に ・目標カレンダーで達成確認 |
・目標カレンダーとして ・自分だけの便利カレンダーに |
ウチワ |
・お得意先の記念/御祝に ・新規のご挨拶に |
・課題共有/スローガン徹底に ・ディスプレイツールに |
・自分だけのクールアイテム ・デスク回りの仕切りに |
アルバム |
・美しく見える事例集に ・新規のご挨拶に |
・冠婚や退職の記念品に ・部署で頑張ったあの記念に |
・各担当や業務別に自分記録 ・3年/5年と、定期的な記録に |
スマホ |
・お得意先の記念/御祝に ・新規のご挨拶に ・話のネタに |
・課題共有/スローガン徹底に ・社内・部署の連帯グッズに |
・ちょっと違った |
箸袋 |
・ボールペンなど筆記具に ・ご挨拶コメントを入れて |
・成績優秀記念を入れて ・入社祝いや部署移動時に |
・箸以外の小物を入れて ・自分だけの便利カレンダーに |
名札 |
・贈答品の送り主ネームに ・イベントや幼児教室で |
・記念日や受賞者の明示に ・各種当番や担当の明示に |
・渡したい人・部署の表示に ・自分の荷物に |
ボタン |
・子供向けのディスプレイに ・イベントのエプロンなどに |
・啓蒙/スローガンの呼びかけ ・愛嬌のある整頓表示に |
・ファイル整理のクリップに ・お弁当包やバッグに |
布シール |
・Tシャツや風呂敷にペタっ! ・お客様用見学用作業着に! |
・○○強化週間などパワフルに ・イベントスタッフツールとして |
・ナフキンや布巾に自分らしく ・銀行回り用のトートバッグに |
テンプレートはあちこちに・・・
テンプレートも多種・多彩に作成されています。キットを製造しているメーカー、宛名やハガキ作成ソフト、フリーのサイトなどで、自由にダウンロードできます。種類としては、カレンダー・ハガキ(年賀状〜返信はがき)・案内状など、使い勝手はあなた次第!というものばかりです。
コニカミノルタでも、無料ダウンロードサイト「Toolbizhub」を運営しており、各種テンプレートや素材をダウンロードして使えます。
コニカミノルタのToolbizhubでは、テンプレートを選んで、Web編集ができます。専用のソフトも不要で、インターネットがつながっていれば、文字の編集(サイズ、色、書体の種類など)や、画像・イラストの挿入などが行えます。基本パターンに、個性ある!特徴的なアレンジを加えて、オリジナルを作成できます。
テンプレートで簡単オリジナルに
「テンプレートを使うと、どうしても“普通!”な感じになってしまうから嫌だ。」という声を耳にします。
- 何種類かのデザインプレートを一度に表示して、いいとこ取り
- レイアウトのいいもの・テキストのいいもの・画像のいいもの・色合いのいいものなど同じサイズの中なら簡単です。
- 文字の書体と大きさ、色を極端に変える。
- 白地に赤や黒の色をつけて、文字を太くして白などに。またテキストだけを左寄せをセンタリングにしたり、明朝をゴシック体にしたり変化をつけましょう。
- 会社ロゴやマーク、イメージ画像を正しく貼りつける
- 図の挿入で、会社のロゴやマーク、イメージ写真を加えると、瞬時にオリジナル。この場合、決められたデザインのマークやロゴですから、縦横の比率が変わるのは絶対に避けましょう。
- 画像の加工をスキルアップする
- 画像が四角や円だけだと、やっぱり普通!かも。ここで少し頑張って、ペイントツールで不要部分を消したり、トリミング。もう少し頑張って編集ソフトで、ぼかす・合成する・切りぬくなどで、オリジナリティがアップします。
- テンプレートをサイズでなくデザインで選ぶ
- 例えば、ハガキテンプレートを長尺やA4の社内報の表紙に使うなど、サイズを拡大・縮小したり、そのままサイズを並べて、不要画像やテキスト部分を削除して使用すると、大胆なものが作成できます。
ピカピカラベルから、防水紙・長尺まで
印刷する用紙(素材)も豊富になっています!
レーザープリンターを使用して、耐水性のポスターができます!
水滴がついても安心なボトルラベルが作成できます。
自在にカットできるマグネットシートや1枚ずつオリジナルができるクリアホルダーなど豊富な印刷素材で、オリジナルアイテムを簡単作成!
アイデア次第でどんどん使い道の増える特殊用紙。
最適なものを見つけて活用すると、スキルとセンスが光ります。
屋外で安心して掲示できるポスター
水回りで使えるPOPやラベル
研修や会議で使いまわせるホワイトボードに貼れるマグネットカード
最大1200mmの大型ポスターやパネル
インパクトのある提案書や見積書を入れるクリアフォルダー
功績を称えるオリジナルの賞状
コニカミノルタ複合機ユーザーにはこちらがおすすめ!
コニカミノルタ複合機bizhubシリーズで通紙テストを行った用紙になります。
簡単な印刷方法案内ページもあり、利用シーンに合わせてご利用いただけます。
少しの余白やキャッチコピー、本文のレイアウトで印象が変わる
パッと見た第一印象で、イメージが伝わります。
それを左右するのは
- ・キャッチコピーのサイズや位置
- ・本文の文字サイズや行間、位置
- ・画像の大きさや位置
- ・文字や画像がしっかり識別されるための余白
プロとアマの違いは余白の作り方と言えるほど、効果的な余白は重要です。
スペースが余ってるから!と文字や画像を均等配置しない方が、オリジナルイメージが作りやすいものです。
まずは、なるべく多くのテンプレートで試して比較すると、イメージが膨らみ、より良いデザインが作れます。
イラストや画像、カラ―リングでテイストを統一する
作成するもの(ポスター・案内状・名札・封筒etc)によって、表現する意味は変化しますが、企業やお店、部署、渡す相手によって、テイストを統一しましょう。
このイラストが分かりやすい!とコミカルな画像を使っているのに、テキストが固いイメージで色も地味だと、不釣り合いになります。
テンプレートに、イメージタイプのタイトルがついていたりしますが、それに惑わされないでしっかりと作成する側のイメージを伝えるテイストをみつけましょう。
<色やフォントを変えるだけで、あなたのイメージに!>
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- Tool bizhubからダウンロードしたテンプレート
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- パワーポイントで編集
- 1. 背景を図形の塗りつぶしでテクスチャを変更
- 2. テキストのフォントとサイズを変更
- 3. 枠と塗りを変更
- 4. イラストを縮小・コピー、図のスタイルで影を
つけて完成
トンボ仕様の印刷で、豪華な仕上がり
通常の印刷を行う場合、どうしても何ミリずつかの白フチができますが、トンボを使用するデータを作成すると白ふちのない印刷ができるので、のびのびとしたオリジナル感がだせます。
- ひと回り大きいサイズでドキュメントを作成します。(A4ならB4、ハガキならA5で)作成したいサイズの枠を作成(テンプレートを貼りこんでOK)し、画像やバックの色を枠から少しはみ出すように印刷し、枠線をトンボとしてカットします。
<同じサイズのポスターもこんなに違って見えます!>
仕上がりより大きめのサイズで印刷
印刷余白をとった印刷
仕上がり線(トンボ)でカット
テスト印刷を惜しまない
テスト印刷は、慣れてくると省略したくなります。でも、テスト印刷をしてみると、文字を大きくしたほうがいい、色が今一つだなと気付く事ができます。画面でみている色と印刷の色はどうしても異なりますし、大きさもなかなか把握しにくいためです。最低でも1〜2回は、テスト印刷してみて、デザインやレイアウト・色を確認しましょう。
IT化は手抜きではなく、心をこめることができます
- さまざまなテンプレートを使用して、色・フォント・画像を変える・・・IT化が進みパソコンが普及された今だからこそ可能になりました。
一見、簡単にできるので手抜きと思われがちですが、ここに差別化のひと味があります。色・レイアウト・文面・キャッチフレーズなどを考える時に、見る相手・使う人・伝えたい事をもう一度よく考えてみてください。
その時にこそ、伝えたい内容、そして感謝やねぎらいの心を込めるチャンスが生まれます。
そうして作成されたものは、不思議と見る人に伝わります!
チームで一丸となり、オリジナルテンプレートを作成する
- どのようなチーム・部署の中でも、手作りが得意な方と不得意な方がいます。そして、得意な方が作り続け、不得意な方は「知らん顔〜」なんてことになってませんか?
せっかく作成されたオリジナルの印刷物は、既製のテンプレートからオリジナルのテンプレートになります。チーム・部署で共有して、アイデアやデザインが苦手な方も「テキストを変えるだけ」「大きさを変えるだけ」といえば苦手意識も克服できます。
また、それが新しいチームのコミュニケーションにもなるはず。全員で色々作ってみるのがおススメです。